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ごめんね、素直じゃなくて【アイナナ】R18*完結*

第2章 TRIGGERの楽と天


「久しぶりだね、」

「天!!美樹に何をしたのよ!!」

「別に……まだ何もしてないけど?」

「美樹には近寄らないでよね!!あんたなんかが近寄ったら美樹が穢れちゃうでしょ!!」

「酷い言い方だよね。ボク傷ついちゃうよ」

しれっとした顔をして言わないでよ
(だいたいそれくらいで傷つくわけないでしょ)


「ねぇ……」
「なあ天……」

「知り合い?」

「あ……」


美樹と龍さんの声が重なって聞こえた瞬間に固まってしまった。


「ねぇ!!知り合いだったの?!」

「アメリカにいる時に……ちょっと……ね?」

「どうして教えてくれなかったのよ」

「いや……ほら……親しいってわけじゃなかったし………ね?」

「むう」


そんな拗ねた瞳で私を見ないでよ
可愛いすぎて困るでしょ


「とにかく! 天に近づいちゃ駄目よ(性格悪いから)」

「あ!!これ、美樹ちゃん?」


龍さんのスマホから美樹の歌声が流れてきて、それを龍さんと天、モモ先輩が観ている。


「PVかな? それともライブ?」


私を責めるのをやめた美樹は、スマホ画面を一緒に眺めはじめた。

疲れた……
もう帰りたい


「龍! お前、間違って俺のパンツ履いてねーか?」

「っ……!!」


目の前にはシャワーを浴びたばかりの楽(腰にタオルだけってやめてよ)


「……?」

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