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【イケメン戦国】sequels<R18>

第3章 上杉謙信 謙信誕生祭~抑えきれない感情~


なおは今、穏やかな寝息を立てて俺の腕の中で眠っている。


事が終わり、着物を纏おうと手を伸ばすなおの腕を捉え、帰る事すら許さなかった。


温かく、柔らかな肌。


優しく髪を撫でれば、軽く身じろぎ、俺の胸に顔を埋めるようにすり寄ってくる。


頬にかかる髪を耳にかけ、そっと口づけた。




「なお・・・」



思わず呼びかけた、自分の声の穏やかさに驚く。

今自分の顔を見れば、より驚くだろう。


こんな風に笑えるのは、なおの前だけだ。






夜が明けたら送るから、それまではと言えば、



『朝まで、そばにいますね』


少し困ったような、だが幸せそうな表情で俺の腕の中に納まった。





白み始めた空を恨めしく思う。


帰してしまったら、なおは俺の元へ戻ってくるのだろうか。




「んん・・・ 謙信様・・・  ふふっ」



呑気に寝言を言うなおに、俺らしくもなく吹き出しそうになる。



可愛い女だな。



胸に湧く愛おしさをなおに伝えたくて、その唇にそっと口づけた。



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