第3章 上杉謙信 謙信誕生祭~抑えきれない感情~
なおの甘い声・・・
謙信の息遣い・・・
唾液に濡れた舌が絡まり合う、濃艶な音。
「あ、あ、 あぁっ ・・・っ」
謙信の愛撫に、声も抑えられない。
何も纏わない二人の身体。
なおの両手を一つに掴み、布団の上に縫い止める。
もう片方の手は胸元へ。
熱い舌は、なおの耳へ。
緩く噛み付き、ぐちゅりと音を立てて中に舌を差し込む。
耳たぶを含み、舌先で遊ぶ。
「ふ・・・・ぁぁん」
豊かな胸を揉みしだき、硬くなった胸の先端を指で挟み転がす。
謙信「泣くな」
涙に濡れたなおの頬にも舌を這わせる。
目元に口づけ、
謙信「涙より、お前の言葉が欲しい」
唇に口づける。
「あ、の・・・ っ」
顔を真っ赤にして、それ以上が続かない。
謙信「言えぬなら、態度で示せ」
なおの手を開放し、だがなおの顔を腕で囲うようにして逃がさない。
謙信「お前からの口づけが欲しい」
なおの手が謙信の頬に伸ばされ、唇が合わさる。
少し角度を変え、唇で挟むようにして何度も。
そっと目を開けると、目の前には微笑む謙信の顔があった。
謙信「嬉しいものだな」
今度は謙信から口づける。
無理やり舌で唇を開き、中をまさぐれば、なおも舌を絡めてくる。
謙信「今日は見逃してやる。だが次は言葉で伝えろ。俺が欲しいと」
なおの中に沈められ、だがずっと動かされることの無かった謙信のものが、少しだけ引き抜かれる。
そしてなおの肩に手をかけ、下から思い切り突き上げた。
「ああぁっ!!!」
悲鳴のような喘ぎ声を上げるなおの表情にぞくりとする。
より大きく膨らみ、硬さを増した謙信のものが出入りするたびに厭らしい音が漏れ、
謙信「もっとだ、なお」
腰を掴み、更に激しく律動する。
「け、ん 信・・・ あっ はぁっん」
締め付けるなおの中が心地よく、狂ったように腰を動かした。
身体の奥からじわじわと湧く、快感の波。
謙信「なお・・・っ なおっ」
きつく締まるなおの奥深くに、生温かな欲を全て吐き出す。