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【イケメン戦国】sequels<R18>

第2章 武田信玄 本編応援キャンペーン「彼の心を狙いうち」


「あの、本当にいいんでしょうか・・・」

信玄「ここまで来て、まだそれを言うのか」


小さく信玄が吹き出した。


不安気な表情で上を見上げるなおの肩をそっと抱き、先へ促す。


信玄「おいで、大丈夫だから」





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幸村「よー、なお、元気か」

佐助「久しぶり、なおさん」

「こんにちは、あの、お邪魔します」

謙信「・・・ ・・・」


遊びにおいでと誘われた、春日山城。

佐助や幸村はともかく、謙信が何というか、それが不安だった。


自分は敵側の人間なのだから・・・



「あの・・・っ」

謙信「構わん。お前は信玄の客だ、俺には関係ない」

「あ、はい・・・」


冷たく冴え渡る表情に怯み、思わず身構える。


信玄「大事な客だ。手を出すなよ」

謙信「出す気にもならん」


そう言って、謙信は行ってしまった。



佐助「大丈夫だ、なおさん」


ポンと肩を叩かれ、そちらに向き直る。


佐助「謙信様は、君の事は敵だなんて思ってない」

幸村「そうだぞ、お前みたいに能天気な女、気にも留めてねーよ」

「能天・・・」


頬を膨らませて幸村を睨む。


幸村「そうそう、お前はそっちの方がまだいいよ。いつまでもびびって泣き出しそうな顔してんじゃねぇ」


ニヤリと笑って、幸村がなおの顔を覗き込んだ。


佐助「さて、早速お茶にしようか。なおさん、案内する」


幸村「うまい菓子用意しておいた。信玄様も、今日は特別に・・・」


そう言いながら幸村が信玄を見ると、


幸村「お・・・っ」

佐助「・・・」



信玄がなおの手を取り、引き寄せる。


「わっ!!」


信玄の胸にぶつかる様に体勢を崩した。


信玄「後で行く。先に始めててくれ」


なおの腰に腕を回し抱き寄せると、そのまま立ち去ってしまった。


幸村「あの殺気!一瞬で汗かいたー」

佐助「ああ。危うくまきびしを投げつけるところだった」




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