第2章 武田信玄 本編応援キャンペーン「彼の心を狙いうち」
「・・・っ あの、 信玄様」
信玄の指はなおの指に絡んだままで、
「ん・・・っ」
なおの唇に、信玄が柔らかな温もりを与える。
手を繋ぎ、村外れの宿まで無言で歩いた。
信玄は何も言わず、なおも何を言うべきかわからず、ただひたすらに道を進んだ。
「はぁ・・・んっ」
信玄の舌先がなおの唇を緩くなぞれば、そっと開かれる。
僅かな隙間から滑り込ませ、なおの舌を捉える。
優しく、深く絡め、歯列をなぞる温かな感触に、なおも必死で応えた。
合わさる唇の間に唾液が滲み、濡れた音が濃くなる。
「あ・・・信、玄 さ・・・っ」
苦しそうに息を吐くなおを見つめているのは、いつもより妖艶に光る信玄の瞳。
絡んだ指が解かれ、その手がなおの身体を後ろへと倒す。
その上から信玄が重なる様に身を寄せ、
「あぁっ」
首筋に舌を這わせ、やんわりと歯を立てる。
なおの帯に指が掛かり、緩められていく感触に、胸が潰れそうな程に強く震えた。
「あっ あの、信玄様・・・」
広い胸に、押すように手を当てて名前を呼んでも、
「んんっ は・・・あぁっ」
熱い舌が首筋から鎖骨へ、そして肌蹴た胸元を這う。
開かれた着物から露わになったなおの胸を、信玄の手がやわやわと揉み、指先で先端を刺激する。
そこに唇を寄せ、
「あぁんっ」
チュッと音を立てて吸い付いたかと思えば、軽く歯を立てていじめる。
舌先で器用に刺激し、次第に硬くなるのを楽しみながら、なおの身体をくすぐるように信玄の指先が肌の上を滑っていく。
そしてなおの・・・
「・・・やっ!」
太腿の間に滑り込み、潤んだ場所を探す。
なおの脚が閉じないように膝を入れ、指で優しくなぞりながらも、胸への愛撫も止めない。
わざと音を立てて吸い、舌先で弾き、甘く噛む。
「信玄様っ・・・!」
なおの手が拒むように信玄の身体を押した。
ちゅぷりと音を立てて、なおの中に入り込んでいた指が離れる。