第6章 青峰大輝【R18】
部屋中に立ち込める古い本の香り。
痛みの激しい本や古くなった本が
この部屋に置かれている。
参考書や過去問が置かれている棚を
探してみると、探しているモノがあった。
「やっぱりこっちにあった」
参考書を持ち部屋を出ようと
ドアノブに手を掛けるより先に
反対側からドアが開けられた。
「青峰……くん……?」
青峰くんは後ろ手にカチャリと鍵を掛けた。
「青峰……くっ……んっ……んぅ……」
大きな青峰くんは
小さな私を包み込むように抱きしめ
そして、激しく唇を奪う。
「ふぁっ……ぁお、みっく……んんっ、んっ……」
柔らかい青峰くんの舌が
私の口内を動き回る。
歯列をなぞり
上顎を刺激し
舌を撫ぜる。
キスをしてるだけなのに
背部にゾクゾクとした感覚が走った。