• テキストサイズ

【黒バス】短編集-R18-

第3章 日向順平




――翌日――


「おい! 日向!! お前昨日なにしたんだよ!?」
「はぁ? いきなりなんだよ!?」

 朝練前、更衣室で伊月がいきなり両肩を掴んできた。

「昨日、千穂がお嫁に行けない~って大泣きしてたぞ!?」
「はぁ!? 俺は別に、アイツに俺の気持ち伝えて忘れてくれて構わないからって」
「それだ!」
「は?」
「忘れてくれて構わないって、別れの言葉だと思ったんじゃないのか?」
「ちょ、待て、意味がわからねぇ」
「日向、千穂の考えてることだ。普通の思考で考えてたら絶対わからねぇぞ!?」
「お、おぅ……」


―――――

 昼休み、俺は千穂のクラスへ向かった。
 いつもはクラスの女子数名と楽しそうに話しているのだが、今日は自分の席に突っ伏している。

 俺が側に行っても全く気付かない。

「おい、生きてるか?」
「ふぇっ!? な、なんで日向君……?」
「ちょっと来い!」

 俺は千穂を連れ出した。

/ 89ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp