第1章 緑間真太郎【R18】
「初めてって……あんなに気持ちよさそうにヨガっていたのは誰なのだよ!?」
「だ、だって!! 凄く気持ちよすぎて……初めては痛いって言うけど、全然痛くないし、むしろ気持ちよすぎるくらいで……////」
どうやら俺たちはお互い初めてどうしだったようだ。
初めてなのに、お互いを求めあい、そして果てた。
身体の相性がいいという事なのだろうか?
「し、真ちゃん……」
「ん?」
「あのね……」
もじもじしながら千穂が問う。
「真ちゃんは、好きな子とか……居るの……?」
真っ赤になりながらそう言う千穂には、先ほどまでの幼さはなくなっていた。
心身共に大人になった彼女の魅力は何十倍にも増していた。
「そんなわかり切ったことを聞くなんて野暮なのだよ」
「えっ? ヤゴ……?」
俺は呆れつつもそんな愛らしい彼女にキスをした。
触れ合うだけのキスから、どちらともなく舌を絡めだす。
静まったはずのお互いの欲求に火がともるのは時間の問題。
その後、もう一回戦が行われたのは言うまでもない。