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【刀剣乱舞】檜扇の伝記

第3章 演練


「ったく、本当に餓鬼だな」
和泉守が何を思ったのか自らを棚にあげて発言する。
「いいではないですか。子供とはそうあるべきです」
「一人は平安刀だがな」
蜻蛉切と山姥切が言うと、和泉守は口を尖らせてあたかも詰まらなそうにして見せた。
「意地を張るな、兼さん。主、俺は羊羮を頼む。」
「いいけれど、その前に一つ。鶯丸、その呼び方は何処で学んだんだい」
「堀川国広が言っていた。」
「やはりな。」「兄弟」
山姥切と言葉が重なる。
私は、山姥切と顔を見合わせると、菓子屋へ向かって歩き出した。
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