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それが宿命〈さだめ〉なら【進撃の巨人】

第1章 少女を変えたもの


「ノエルっ!」

わたしを呼ぶ声が聞こえた。
下を見てみるとお父さんが立っていた。

「どうしてそんなところにいるんだ」

『巨人が···』

わたしはそれしか言葉に出せず、瓦礫の山の方を指差す。

「わかっている!お母さんはっ!?」

『あの瓦礫の下に···』

言ったところで、やつがいるあの場所へは近づけない。

「やつがいるところにお母さんがいるんだな?」

こくりと頷いた。

するとお父さんはその瓦礫の方へと走っていった。

お前は早く逃げろ、とだけ言い残して。
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