第2章 壁外調査
一瞬、その事実に驚き、進むのを止めそうになった。
だが、そんなことをしている場合でないとわたしは彼を見捨てた。
「エレン止まるな!進め!!」
オルオさんが硬直してしまったエレンの襟を掴む。
「誰だ!」
「エレンを守れ!!」
また、わたしたちの仲間に変装したあいつが立体起動で襲ってくる。
『エルドさん!これからどうしましょう!?』
エルドさんに指示を求める。
「馬に乗るヒマは無い!!全速力で本部に向かえ!とにかく見方の元へ!!」
まさか、女型の中身!?
十分にあり得る話だ。
だとしても、捕まったんじゃ····!
急に後ろが明るくなったかと思うと、またやつが現れた。
『女型の巨人···!』