第2章 壁外調査
さっき煙弾が上がった場所へと向かう。
『誰かいる。リヴァイ兵長······じゃ、ない······?』
わたしたちと同じマントを羽織っている。
リヴァイ兵長かと思ったが、何かが違う。
先頭を行くグンタさんに離れるよう言おうと思ったその時。
ヒュン
『え·····?』
グンタさんにそいつがものすごい速度で近づいたかと思うと、グンタさんがそのまま力なくぶら下がってしまう。
「グンタさん!?ちょっと····!どうし―――···」
エレンが途中で言葉を発しなくなった。
わたしも同様で絶句した。
『グンタさんが·····あいつに殺された』