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【鬼灯の冷徹】ダイアード災厄

第8章 実録、あの世ライフ


「そうだよ!死んで地獄に落ちちゃったら、天国にいる僕ともう会えなくなっちゃうんだよ!?それは僕が嫌ー!」


ちょっとベクトルのずれた励ましで少し気持ちが軽くなる


「さて、では計画を練らないといけませんね。槐さんの肉体も魂がなければいつまでもそのままにという訳にも行きません。肉体の限界が来てしまっては手遅れになる。」



「そうだお前忙しいんだから槐ちゃんを楽しませる会は僕が取り仕切・・ぶべらっ「淫獣は黙っていてください。雑用くらいはさせてあげますよ」



「槐さん、貴方は気安く構えていてください。逆に気張ると楽しいことも楽しめなくなります」


「この際槐ちゃんに聞きたいんだけど」

白澤様が口を挟む。


「槐ちゃんってさ、それ本当の名前じゃないよね?」

あぁ、そうだ。あまりにナチュラルに呼んでくれるものだから、それについての説明も忘れてしまっていた。


経緯について白澤様にざっくり説明する。


「はぁ!?じゃあコイツがその名前つけたの?」


すごい形相で鬼灯様を睨み付ける


「そうですよ。我ながら良いセンスだと思いました。私とおろそい感ありますし。」


「嫌゛ああぁぁぁ!!なんてかわいそうな槐・・・いやえにすちゃん!僕は今から君を古名で【えにす】ちゃんと呼ぶよ!!」


「まぎらわしいんでこれまで通り【えんじゅ】でお願いします白澤様」


「・・・気色悪いですねこの色魔」


「うっさいこのムッツリが!!」



この人たちは仲が良いのか悪いのか。


性質は全く違うけど本質はとても似ている。


対象でいて類似のこの二人には、補色という関係が似合うな、と思った。
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