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【鬼灯の冷徹】ダイアード災厄

第8章 実録、あの世ライフ


本当は地獄の実務室で調書を取りたいけれども、
私の体に影響する瘴気の関係で止む無くここで、と極楽満月うさぎ堂の椅子に腰かける鬼灯様。

カウンターの向こうでは、調剤しながら耳を澄ませまくっている気配がする。


「出歯亀がいますね」


「ここ僕のお店だしいいじゃねーかよ!嫌ならどっか外で・・・あ、やっぱそれ無し」


「いえ、いいんです。むしろ聞いてもらった方が身を置かせてる側としては気安いというか」



それから私は覚えている限りの事を話した。
多分、鬼灯様は知ってると思いますが、と前置きをして。


それでも、ただじっと私の話を聞いてくれた。

その後、私の肉体がどうなっているのか、病院での経緯を鬼灯様から聞いた。


どうやら事故を起こした加害者側の申し出で、身寄りのない私の生命維持を申し出てくれたそうだ。

目の覚める気配の無い私の肉体の傍に、毎日新しい花が置かれてる事を鬼灯様は教えてくれた

事故の事を思い出して加害者を憎んだけど
それ程悪い人じゃなくって本当に不慮の事故だったんだな、と心が少し軽くなった。


「それにしても、どうやったら肉体に戻れるんでしょうね?」


2杯目の中国緑茶を淹れながら鬼灯様が湯呑を差し出してくれた」



「あのさぁー、僕なんか判ったかも。」


薬研で漢方をすりつぶしながら白澤様がぽつりと呟いた。
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