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【鬼灯の冷徹】ダイアード災厄

第8章 実録、あの世ライフ


三人で食卓を囲んでいるうちに、起き抜けの気まずさが抜けていった。


「今日から、私はなにをしたらいいんでしょう?」
食器を片付けながら白澤様に問う。


「そうだねー、糞鬼はこき使えとか言ってたけど僕はそんな事させないからね~
僕と一日お茶でもしてまったり過ごしちゃう?」


「白澤様、気持ちはわかるんスけど、今日納品の薬が何件かありますよね」

「あー。依頼受けなきゃよかった」

「俺は今アンタに仕えなきゃよかったとか思いました」


「あの、草むしりでも掃除でも、雑用くらいなら出来ます!
多分、むしろ今何もしないとまた気持ちが悲しくなってくるかもしれないです」


「・・・そっか。じゃあ今日は桃タロー君のお手伝いをお願いしようかな。でも、無理しない程度にお願いね」


「はいっ!桃太郎さん、よろしくお願いします」

「こっ、こちらこそ」

「残念ですが、槐さんは私がお借りします」

勢いよく玄関の扉をあけ放ち、颯爽と鬼灯様が現れた。


「げぇっ、お前いつの間に」


「今です」


「お前、たまにタイミング狙って待機してる様に感じる時があるんだけど」


「昨日はこの淫獣になにもされませんでしたか?」


厳密にいえば、ゼロってわけではない
ふと思い出してつい目線を逸らしてしまう


勘の良いこの鬼神はそれを見逃すはずもなかった


「とりあえず、今起こっている事の原因になりそうな事を探ります。浄玻璃の鏡で調査もしますが、貴方から直接色々聞くのも手掛かりになると思うので」
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