• テキストサイズ

【鬼灯の冷徹】ダイアード災厄

第7章 錆びた桃園は偶蹄目の夢を見るか


正直僕は動揺している


もちろん、自分自身に。


護ると決めた以上は、手を出さないようにって、思ってたのに


思ってたのに。


あの赤い跡を見ていたら、ジェラシー?っていうの?


なんか面白くない感情が溢れてきて



僕で上書きしたいと思ってしまった。


こんな気分は初めてで、
僕は今自分の布団の中で、顔を出せずにいる。



なんかこう・・・モヤッとする。モヤッと。



槐ちゃんはああ言ってくれたけども、僕は明日どんな顔で彼女の前に出ればいいんだろう

いつもなら嫌な事があっても、
花街で飲んで騒いでいい感じで忘れちゃうのに
そんな気分にもなれない。

くそっ、ちゃんと謝ればよかった。今から行こうかな・・・
いや、そんな事したら警戒されちゃう。


僕は槐ちゃんをしっかり護れるんだろうか?



主に僕自身から。




あーーーーー駄目、もう・・・寝よ
/ 82ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp