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【鬼灯の冷徹】ダイアード災厄

第6章 錆びた扉の桃源郷 ※R15くらい


どれくらい目を閉じてたんだろう、白澤様の声でふと我に返った


「槐ちゃん、さっきからすっごい物音しないけど、生きてるー!?」


「すいません、つい寝そうになってしまってました!」


慌てて浴槽から体を出し、タオルで体を拭いて浴室を出る。


「仕方ないよ、ずっと目まぐるしく、一人で休む時間なんてなかったんでしょ?」


心配かけてすみませんと頭を下げる私に白澤様は笑って答えてくれた。


「冷たい飲み物も用意したよ。さ、これ飲んで!」


一息ついた私に、改まった調子の白澤様


「あのさ、嫌だったら強制じゃないよ。でも、昼間襲われかけた時の赤い跡、どうなってる?ちょっと見せてほしいんだ。」


本気で心配してくれている目だ


わかりました、と私は跡をつけられた箇所の一つ、肩のあたりを見せるために片袖を脱いだ
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