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[名探偵コナン]マティーニにお砂糖を

第28章 コナンくんと赤井さん


※主人公出てきません

(コナンくんと赤井さん)

「ボウヤ、なぜここにいるのかは聞かないことにするよ。」
「あ、ありがとう赤井さん。」

埠頭からの帰り、マスタングの助手席にコナンは座っていた。
運転席では赤井が煙草に火を点けている。
紫煙を緩く吐き出してから、赤井は目元を拭う仕草をした。

「赤井さん、怪我したの?」
そこで彼の左目の下に横に一筋切り傷があることに気がついた。
「ああ、割れたスコープの破片で切ったようだ。だがもう血は止まったようだし心配は要らないよ。」
「そっか、それはよかったよ。」

コナンはホッと胸をなで下ろす。
万が一利き目を怪我したとあればスナイパーとして致命的だったからだ。


「なあボウヤ、」
車が首都高に乗ったところで、赤井は再び口を開いた。
「さくらさんのこと、知っていたんだろう?」
「え?何のこと?」
「とぼけないでくれ。彼女が組織の仲間だ、ということだ。知っていることを全て話してくれないか。」

コナンは頭を掻いた。
「他の人には言わないでくれる?さくらさんを拘束されると僕も困るんだ。」
「ホォー。…分かった、それは約束しよう。」
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