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恋模様~黒バス・・・i7、うた☆プリ【短編集】

第7章 [黒子のバスケ]デートなう♡★黄瀬涼太★







「涼太ってば…手、繋ぎたかっただけでしょ」


「へへ、バレちゃったスか?だってせっかくのデートだし、もっと近くに感じたいんスよ~」


「このチャラ男め!」


久しぶりに手を繋いで嬉しくて、つい意地悪な事を言う
素直になれない所は幼い頃から変わらなくて…
もちろん女の子扱いされるのも慣れてない


「チャラ男って!…ひどいっス。他の女の子には絶対こんな事しないのにぃ」


そう言ってぷぅと頬をふくらませた

そういえば高校の時、よく海常の笠松さんが言ってたっけ


『あざとい駄犬』

たまに見せる涼太のこういう表情に
あながち間違いじゃないなと
最近はなんだか納得してしまっている


「…なんか今オレの悪口言おうとしてないスか?」


「ううん、してないよ」


おっといけない、涼太はカンも鋭い方だったっけ…


「ならいいんスけど~」







────────────




────


お昼もだいぶ過ぎた頃
乗り物にパレードに、朝から歩きっぱなしでそろそろ何か食べようと、いい匂いのするお店の前でメニューを眺めていた



「あぁ~お腹すいたぁ、そろそろ何か食べない??」


「そうっスね、は何食べたい?」


「う~ん…迷うなぁ…。涼太は?」


お腹がすきすぎて何から食べて良いのかわからなくなる
そんな現象が起きていた

しばらく2人でメニューの前でおろおろしていると…



「おい黄瀬!!」


突然後ろからした声
涼太と私は同時に振り返った


「うわ!青峰っちと…火神っち!」


そこに居たのはなんとも珍しい2人。

『青峰大輝』と『火神大我』

誠凛高校でバスケ部のマネージャーをやっていた私にとっては、とても新鮮な組み合わせだった…


「よぉ」


あら、何だか2人共すごい疲れてる?


「久しぶりだね火神くん、元気だった?」


「おう!も相変わらず元気そうで良かったぜ」


なんだかあの頃と変わらない感じが少しくすぐったい…


「ちょっとちょっと~、同窓会はまた今度にしてくんないっスか??」


「あぁ、わりぃな黄瀬つい懐かしくてよ」


「つぅか黄瀬とってまだ付き合ってたんかよ」


「“まだ”って、そんな言い方無いっしょ!?青峰っちと違ってオレは一途なんスから!!」





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