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恋模様~黒バス・・・i7、うた☆プリ【短編集】

第7章 [黒子のバスケ]デートなう♡★黄瀬涼太★







「えーっと…、次はどこ行きたいっスか?」


「じゃぁ…これ乗ろうよ!」


休日の遊園地、
やっとお互いの休みが合ったので
どこへ行こうか相談した結果

最近新しくオープンした大型テーマパークに
私『』と
彼『黄瀬涼太』で遊びに来ているのだ


「おっけー了解♪」


パンフレットを見ながら次の目的地決め
かなり身長差があるせいか
涼太は覗き込む様なそんな体勢


「それにしても意外とバレないもんスねぇ~」


深々とかぶった帽子、伊達メガネとマスク…
バッチリ変装してるつもりなんだろうけど、入場する前から突き刺さる周りの女性達の視線は涼太一直線で

まだ声をかけられていないから、気付かれてないと思ってるみたいで…


『いやいやバレてるから』

そうツッコミを入れたい気持ちを抑える


だって久しぶりのデートだし、楽しまなきゃね♪


目的地に向かって歩く
私は猫耳のカチューシャを付けて、ポップコーンを口いっぱいに入れる


「ちょっと、一口で食べ過ぎでしょ」


「らっておいひいんらもん」


「食べながら喋るのは行儀悪いっスよ~」


あぁ、眩しい…

マスクしてるのにこの輝いた笑顔、、
ありえん。


「あれ、なんか照れてる?」


「照れてないって!!」

何を急にそんな事を言い出すのか

焦って飲み込んだ水分の少ないお菓子にむせる


「はい、水っス」


「ありがとぉ」


涼太のこのさり気ない気遣いが本当に凄い。
人混みで人にぶつかりそうになっても、すっと私の腰を抱いて避けてくれる所とか、
何でこんなにデキる男なのかとつくづく思う


私なんかどこにでも居る普通の女の子で、特別可愛い訳でもないし…

“不釣り合い”


なんて言葉がこうゆう場面でチラつく事はしょっちゅうだった。



「ってか、このままがポップコーン持ってると、全部食べちゃいそうだからオレが持つっス」


そう言って、私が両手で抱えていたポップコーンの入れ物を片手でスッと取った


「あっ!まだ食べたかったのにぃ~」


「はいはい…イジけてないで、ほら手繋ぐっスよ♪」


差し出された手
その大きくてキレイな手を少し遠慮がちに握った

絡み合った指が少し冷たい





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