第7章 [黒子のバスケ]デートなう♡★黄瀬涼太★
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日も沈み少し肌寒くなってきた頃
「今日はちゃんと泊まるって言って来たっスか?」
「え、あ…うん」
そう。
今日はお泊まりデートだ
“泊まる場所はオレに任せて“って言われたから
どこに行くのかは分からないけど…
泊まりは久しぶりだから、時間が経つにつれて
さすがの私もそわそわしている
「実は…」
涼太は私の耳元へと近付くと
『ここのテーマパークのホテルに予約取ったんスよ』
そう言った
「ウソ?!本当に?!」
ここのホテルって超人気で中々予約取れないって言われてるのに
「まぁオレ位になれば?ちょちょっと連絡すれば予約も取れるってもんスわ」
さすがキセリョ様…
普段は、モデルとか俳優とかそうゆう仕事を
涼太がやっていなかったとしても何とも思わないのに
やっぱこういう時だけはどうしても感謝してしまう
中々会えない分、少しだけあやかっても罰はあたらん!
「あぁ~、私今すっごくテンション上がっちゃったかも」
「でしょでしょ~?いやーやっぱ喜んでくれると思った」
「もしかして夜の花火も部屋から見れたりする?」
「もちろんスよ♪」
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今日は色々あったけど
一緒に居ると安心するし、何より楽しい
この人と付き合って良かったと心から思える。
時々感じる不安だって、会えばすぐに涼太の笑顔が私を幸せへと導いてくれるんだ
歩く時
キスする時
眠る時
どんな時でも大切にしてくれる
『の事、大好き』
『愛してる』
『ずっと側にいて欲しいっス』
『もっとこっち来て…』
何度でも伝えてくれる
“私も涼太がだぁ~い好き”
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「ねぇ?そう言えば今日、何で青峰っちと火神っち2人で居たんスかね?」
「それ、私も思ってた」
「さすがにあの2人だけって事無さそうだし…」
「他に居たのかな?桃井さんとか?」
「あー桃っち!それありそうっスね~」
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真相は次に火神くんから連絡が来た時に分かる事となる
END