第1章 [うた☆プリ]ヒミツの恋★来栖翔★
「ん?なんだ?」
「これ、チョコ。」
「お、おう!ありがとな!」
不意にこの2人だけの空間に緊張が走った。
「私ね、」
「俺は、」
2人の声が重なる
「あははっ」
恥ずかしさを隠す為に、精一杯の笑顔で笑う
「なぁ、俺から言ってもいい?」
「うん。いいよ」
いつになく真剣な表情の翔ちゃん...
何だろう...
「俺、に隠してた事があるんだ...」
───?!
まさか好きな人でも出来たのかな?...
「...なに?」
恐る恐る聞くと
「お前にずっと言えなかった。昔からの関係が壊れると思って...怖かったんだ。俺らしくないよな?
でももう、いい加減言うよ...」
「俺、が好きなんだ。」
うそ...。夢みたい...。
「翔ちゃん...。」
嬉しくて涙が出た。
「何だよ?!何で泣くんだよ!?」
駆け寄って来てくれた
「、どうした?そんなに嫌だったか?」
「ううん。違うよ翔ちゃん...
私嬉しくて泣いてるんだよ?..」
「う、嬉しくて...?
って事は......。も俺が好きって事でいいのか?!まじかよっ!!」
そのまま抱きしめてくれた翔ちゃん
「私も大好きなんだ、翔ちゃんの事。」
今までの大切な想いを込めて言った。
「...なぁ、俺今すげぇ変な顔してるかも。」
「大丈夫、私も顔くしゃくしゃだからね♪」
抱きしめ合いながら2人で笑った
「ねぇ、チョコ食べよっか」
「おう!そうだな!」
まだ翔ちゃんとくっついていたかったけど、
これ以上くっついていたら、心臓がもたないと思った。
それからチョコを食べ始め、
1人じゃ全部食べられないと、私にもチョコをくれた。
「、口にチョコついてるぞ?」
「ん?どこ?...ここ?...」
「あぁもう、違う違う!!ココ...」
翔ちゃんの顔が近づく...
そして初めてのキスをした。
「はは...可愛いな、は。」
恥ずかしそうな顔をして、私の頭をポンポンとした...
そのままもう一度唇が重なる