第5章 臥竜

「あ…もっと…智…」
「もう挿れさせろ」

ぐいっと二宮の身体を抱えると、枕に頭を載せた。
足を開くと蕾に俺を充てがう。

「行くぞ…」

ぐいっと腰を進めると、二宮の身体がびくりと跳ねた。

「あ…あぁ…智、もう出ちゃう…」
「そんなに興奮してんのか…」
「あっ…もおっ…」

ぎゅうっとシーツを握りしめる手に上から手を重ねた。

「イけよ…」
「だめっ…一緒にっ…」
「俺ももたねえよ…」

ぐいっと奥まで突き刺すと、二宮の中がうねるように俺を包んだ。

「っは…もうっ…無理っ…」

ビクビク揺れる身体を眺めながら、俺は腰を激しく二宮に打ちつけた。

「智っ…傍にっ…」

伸ばした手を握ってやると、二宮は微笑んだ。

「嬉しい…」
「いいから…イっちまえ」

ぐっと二宮の下腹を押すと、悲鳴を上げながら二宮は白濁を飛ばした。
胸まで飛んだそれを舐めながら、更に腰を突き上げた。

「やあっ…智だめっ…んぅっ…」
「なにがだめなんだよ…」
「あっ…あっ…んっ…だってぇっ…やあっ…」

ぎゅうっと強烈な締め付けがきて、持って行かれそうになる。

「かず、なりっ…中でだすぞっ…」
「あ…来て…中にいっぱい出して…」

甘ったるい声を出す二宮の腰をぐっと掴んで、激しく揺さぶると、あっけなく俺も放った。