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翼をもがれた竜【気象系BL小説】

第22章 folder.6


「やっ…あぁ…翔っ…」

ぶるっと震えながらも快感を貪る智は、綺麗で…
そして俺を掻き立てる。

窓から差し込んでくる柔らかい光が、智の肢体をキラキラと輝かせている。

口の中から智の放ったものを手のひらに出して、それを自分に纏わせた。

「え…?ちょっと…?」
「我慢してろ」

なんだか抑えきれなかった。
ここんとこ、智に触れることすら躊躇するような雰囲気で…
やっと触れられたという思いと、何で俺には言えないんだって思いで、身体が勝手に動いた。

智の身体を持ち上げるとひっくりかえして、上半身をテーブルに伏せさせてジーパンをずり下げた。

「ひっ…いきなりっ…」
「ゆっくりするからっ…」

無理やり智の後ろにぬるぬるした自分を押し当てて、中に入り込む。

「くっ…キツ…」
「ばかぁ…痛いっ…」
「ごめん…」

浅く中を穿ちながら、少しずつ智の奥深くに埋まっていく。
慣れた身体は、すぐに俺を飲み込んでいく。

「あぁ…翔っ…」
「智…」

全部入った頃にはお互い汗塗れで…

ああこりゃ風呂に入らないとな…どう言い訳しようか…なんて思ったけど止まらなくて。

アトリエには鍵がないから、いつ誰が入ってくるかもわからないのに、俺達は繋がり続けた。

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