第22章 folder.6
「気持ちいい?智…」
「ん…きもち、いい…」
テーブルに伏せながらも俺を見上げる目は、たっぷり欲情してて。
煽られるように俺の動きも激しくなった。
「やっ…ああっ…」
仰け反りながら、テーブルの端を掴んでより俺を深く咥え込む。
「これが気持ちいいの?たくさんしてやるよ…」
仰け反った智の肩を掴んで、そのまま突き上げた。
「あああっ…」
「声、抑えろっ…」
「だって…ああっ…」
慌てて智が自分の手で口を覆った。
それでも漏れ出てくる声は部屋の外に聞こえそうだったけど…
「やべぇ…止まんねぇ…」
「んっんーっ…」
皮膚と皮膚がぶつかって出る音と、智のくぐもった声…
柔らかな光はとても優しいのに、その光の中で俺達はこんなに卑猥なことをしてる。
ゾクゾクした
頭の中がぶっ飛びそうだった
俺は、智を…
こんな男にぶちこんでんだ
全部、自分のものにしたい
骨までしゃぶり尽くして食ってしまいたい
だのに、手に入らない男…
俺は、永遠にこいつを追い続けるんだろう…
この生命が果てるまで
「あっ…しょ、うっ…も、俺っ…」
「はええな…2回目だぞ?」
「だってっ…気持ちいいっ…」