第19章 folder.3
「翔っ…だめっ…」
ボンの声が耳に入ってるんだけど、止まれなかった。
ベルトに手を掛けスラックスをずり下げると、ボンの手に握らせた。
触らせた瞬間、もう頭が真っ白になって…
「だめだってっ…翔っ…」
逃げようとする身体を壁に押さえつけて、ボンのスラックスをずり下げた。
「やっ…あっ…だめぇっ…」
蕾に滾った俺を押し付けると、一気に突き上げた。
「ああっ…しょっ…う…」
体が熱くて熱くて堪らなかった。
早くボンの身体の中に、熱を出したかった。
俺を包んでほしかった。
後ろからボンの身体を抱きしめて、硬い中を突き進んだ。
「しょ、う…やめて…」
「はっ…あぁ…智っ…智っ…」
智の粘膜は俺を押しつつみ、やがて俺を受け入れた。
全部包まれると、やっとそこで俺は安心した。
「智…愛してる…」
ゆっくりと智の中を動き出した。
しっかりと抱きしめた智の身体を、離さないように…
離れないように…
「愛してる…愛してるよ…」
何度も何度も囁きながら、腰を振り続けた。
「あっ…そこ、だめっ…」
智の甘い声が聞こえて、また頭が真っ白になって。
夢中で智と上り詰めた。
「翔っ…翔っ…」
智の前に手を回して、茎を握りしめた。
「やあっ…だめっ…」