• テキストサイズ

翼をもがれた竜【気象系BL小説】

第15章 落陽の夢


「さ…もう寝よう」
「うん…」

マグカップをシンクに置いて、和也の手を握った。
見上げた和也は少し微笑んで…俺の肩に凭れた。

「智…」
「ん…?」
「なんでもない」

暫くそうやって立っていた。
お互いのぬくもりだけが、温かさで…

それが、どんなにしあわせで
どんなに寂しいことか

俺達は噛み締めていた。

「さ、行こう…」

和也の手を引いて寝室に戻った。
そのままベッドに二人で潜り込んで、また身体をくっつけた。

「おやすみ…和也」
「おやすみ…智」

明日は、晴れるだろうか…





翔…






/ 541ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp