第6章 昇る竜
二宮の口に自分を押し込んで舐めさせた。
すぐに喪服のズボンを脱がせた。
「もう挿れるからな」
二宮が頷くのを見て、足を開かせてぐいっと中に押し入った。
「うっ…ん…ぅ…」
外に声が漏れ聞こえないよう、シャツの袖を噛む。
「う…あ…和也っ…」
「智っ…あぁっ…」
腕の傷に触らないよう、ぎゅっと二宮の身体を抱きしめた。
「どう…したんです…?」
「どうもしねえよ…お前が欲しい…」
「んっ…ぁ…智…」
ぎゅっと俺の背中のシャツを掴んで、快感を受け入れる。
二宮の顔を見ていると、もっとかき乱したくなる。
「あぁっ…もっとお前の中に入りてえ…」
「入って…奥に当てて…」
ぎゅうっと二宮の中が締まって、俺に吐精を促す。
歯をくいしばってそれに耐えた。
「あ…智…もう、出ちゃう…」
二宮の手が自分を握りこんだ。
俺はソファの背もたれに腕をついて、思いっきり腰を突き上げた。
「ああっ…いっ…イクっ…智っ…」
その白濁が飛び散る腹を見ながら、俺は二宮から自分を引き抜いた。
顎を持って口をこじ開けると、その中に向かって自分を吐き出した。
とろり、顎を俺の精液が這って行く。
二宮はそれを指で拭うと、ぺろりと舐めて微笑んだ。