第1章 蟲師・ギンコ
それを合図に、ギンコの指先で大きくなった突起を摘ままれ、弾かれ、こねくり回される。
「んああっ!だめっ!ぎんっ……イッちゃ!イッちゃぅ……!」
「苦しいままが嫌なら、素直になった方がいいぞ」
「ふぁ…ん!」
耳元で囁かれた言葉に逆らうことはできず、大袈裟なぐらいに腰を跳ねあげてなまえは達した。
しかし、何か変わったことなど感じられず、ギンコの温もりを感じて再び体の奥がむず痒くなる。
突起をいまだに触られたまま、余韻でピクピクしながらギンコの頬に手を添えて上目遣いで見上げる。
「ぎんこ……もっと…」
「お、おい…なまえ?」
「はやくぅ…ぎんこ……?」
さっきまでの嫌がりはどこへ消えたんだ、とギンコは嬉しくも戸惑いを隠せず、ドロリと蕩けた秘部へと指を差し入れた。
訪れた快感になまえは彼の首筋に歯を当て、背骨をそっとなぞる。
ギンコは気を良くして、耳元に彼女の声を聞きながら抜き差しを始めた。
果てたばかりの体にいきなりの応酬は激しく、体が逃げようとする。
が、容易くギンコの大きなてのひらで阻止される。
「あああっ!きも、ち……あっ!あぁ、やだっ!だめだめ!!」
「お前が、誘ったんだからなっ」
挿入を早め、ギンコがいたずらに笑う。
「だっ、て…!ひあっ!んああああ!ぎんっっ、イッてる!イッて…あっ…」
指の根元をきゅうっと締め付けて、くたりと力なく倒れるなまえ。
その彼女の腰を持ち、今までになく怒張したギンコ自身を押し当て、否応なく腰を進めた。