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【おそ松さんR18】君の瞳にうつる色

第6章 せめて…




頭を床に打ったのか、意識がぼーっとする……


「から…まつ、くん……」


わたしを冷たく見下ろすカラ松くんに向かって、手を伸ばす。


そのときだった。

カラ松くんの顔が、色を変えた。


カラ松くんは、はっとしたように目を見開いた。

その瞳に、焦りの色がうかぶ。


カラ松「……!? う、うそ……俺……っ」


カラ松くんの腕が、わたしを抱きしめる。


カラ松「ごめんッ、! 俺……そんなつもりじゃなくてっ……こんな……こんなことしたかったわけじゃなくて……!!」

「カラ松くん……」

カラ松「すまないッ、許してくれ…! 俺のこと嫌いにならないでくれ……!」

「嫌いになんてならないよ…?」


ちょっと怖かったけど、

でも、今ここにいるカラ松くんは、紛れもなくわたしの大好きなカラ松くんだ。


わたしは、カラ松くんが好き。

絶対に、何があっても、嫌いになんてならない。


カラ松「……痛かったよな? ごめんな……保健室に行こう」

「ううん、大丈夫だよ。血とかも出てないし…」


わたしがそう答えると、カラ松くんは、再び強い力でわたしを抱きしめた。



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