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【おそ松さんR18】君の瞳にうつる色

第6章 せめて…




カラ松くんに胸ぐらを掴まれたのなんて、初めてのことだった。

怖くて、身体ががくがくと震える。


「ご、ごめんなさい……でも、そうじゃないの」


どう言えばいいんだろう。

なんて言い訳すれば信じてもらえるんだろう。


カラ松「……へえ。何が『そうじゃない』なんだ?」


カラ松くんは、怒ってる。

それも、ものすごく。


カラ松「はトド松のことが好きなのか?」

「えっ……!?」


ちがう……!

そんなわけない。わたしが好きなのは、カラ松くんだけで……

あなたに嫌われたくない一心でわたしは……


カラ松「俺、言ったよな? 俺にはしかいないって……だけが好きだって……なのに、は俺のことを裏切るのか!?」

「そ、そんなつもりはっ……」


わたしが弁解しようとしたそのときだった。

突然、頭に強い衝撃と激痛が走った。


「ッ……!!」


視界がゆらゆらと揺らぎ、頭に脈打つような痛みがやってくる。


……な、なにが起こったの?


ぼんやりとした視界に、カラ松くんがうつりこむ。

彼は、わたしに馬乗りになって、冷たい瞳でわたしを見下ろしている。




もしかして、

……わたし、カラ松くんに投げ飛ばされたの?



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