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【おそ松さんR18】君の瞳にうつる色

第9章 みんなの王子様




***


カラ松「ここが……の部屋か」


わたしの部屋をぐるりと見回して、カラ松くんは呟いた。


「狭いし何もないけど……ゆっくりしてって」

カラ松「ああ。ありがとう」


わたしの部屋は、椅子や座布団の類いがひとつもない。テーブルもない。

座れる場所は、ベッドの上だけだ。


わたしとカラ松くんは、ベッドのふちに並んで腰をおろし、隣同士で話をした。


カラ松「この部屋、の香りがするな」

「そうかな……」

カラ松「、もっと近くに行ってもいいか?」


うなずくと、カラ松くんは、わたしの腰に手を回し、距離をつめた。

ぴたりと密着する身体に、胸がとくんと高鳴った。


「…っ、なんか不思議な感じがする。わたしの部屋にカラ松くんがいるの」

カラ松「そうだな。初めてだもんな…」

「うん。それに、未だに信じられないんだよ……カラ松くんがわたしの彼氏だってこと」

カラ松「俺だって、夢みたいだよ。と恋人になれるなんて」


そう言って、カラ松くんは、わたしの耳にキスをした。

そして、何も言わずに、今度は唇を重ねた。


「ん……」


しっとりと唇を重ね合わせ、一旦離してから、今度は激しい口づけをする。

舌と舌を絡ませて、お互いの手をにぎりしめて。


「ん…はッ…ん」

カラ松「…もっと口あけて」

「ん…っう……あ」


口をひらいて、キスに応える。


と、カラ松くんの手が、制服の上からわたしの胸を包み込んだ。

そのまま、撫で回すように揉み上げられて、下腹部がきゅんと疼いた。




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