• テキストサイズ

【おそ松さんR18】君の瞳にうつる色

第4章 嫌がらせ




カラ松「……1番に好き、ってことは、2番がいるってことか?」

「え……?」


カラ松くんの言葉に、わたしは目を見張る。

そんな……

そんなつもりで言ったんじゃないのに……


カラ松「は何もわかってない!!」


カラ松くんは、わたしからバッと身体を離し、大声で叫んだ。


初めて聞く、カラ松くんの大きな声。

初めて見る、カラ松くんの泣きそうな顔。

恐怖とか不安とか驚きとか、いろんな感情がわきおこり、言葉を発することができない。


カラ松「俺は……!が1番とかじゃない!しかいないんだ! この世界でたった一人、だけが好きなんだ。以外はどうでもいいし、さえ傍にいてくれればそれで幸せなんだ…!」

「……っからまつ、くん……」


どうすればいいのか分からない。

普段は温厚で優しいカラ松くんが……人が変わったみたいに必死に叫んでいる。


カラ松「俺の世界には、以外誰もいないのに……の世界には……俺以外の人間がいるのか?」


わたしは、ふるふると首を横に振った。

それだけで、精一杯だった。


「わ……わたしも……カラ松くんのことしか見てないから……」


カラ松くんの狼のような瞳に向かって、必死に言葉を紡ぐ。


「カラ松くんが好き……カラ松くんだけが好き……」

カラ松「本当に……?」

「うん……もちろん」


そう答えた瞬間、カラ松くんは、わたしに抱きつくようにしてそのままベッドになだれこんだ。

そして、唇と唇を重ね合わせ、噛み付くようなキス。




/ 90ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp