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【おそ松さんR18】君の瞳にうつる色

第4章 嫌がらせ




そのとき、予鈴が鳴り、みんなはそそくさと自分の席に座った。


ふと、1番前の1番廊下側の席に目をやる。おそ松くんの席だ。

そこには、おそ松くんの姿はなかった。

どうしたんだろう……


先生が教室に入ってきて、おそ松くんがいないままSHRが始まった。


とりあえず、おそ松くんのことは、SHRが終わったら一松くんに訊いてみよう。

そう思ったとき。机の上に小さく畳まれたノートの切れ端が置かれた。

隣の席の一松くんからだ。


「……?」


一松くんを見ると、彼は、2つ目のメロンパンをむしゃむしゃと頬張りながら、無表情でわたしを見つめていた。

……これを読めってこと?


渡された紙をひろげて、中身に目を通す。


『放課後、資料室に来て』


紙には、そう書かれていた。

ぞわり、と嫌な予感が身体をつらぬく。


「ど、どういうこと……?」


怖くなって、一松くんにたずねる。


一松「……どういうことって、そのまんまの意味だけど」

「また昨日みたいなことするの…?」

一松「んー、どうかな」


一松くんは、わたしの反応を楽しむように、曖昧な返事をした。


怖い……

怖いけど、行くしかない。




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