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いろはに鬼と ちりぬるを【鬼滅の刃】
第24章 びゐどろの獣✔
柚霧の存在を認め蛍の全てを受け入れてから、心は迷うこともなくなった。
言葉にせずとも互いを信頼できたし、言葉にすることで愛情は深められた。
一日一日、何気ない日々を共に過ごすだけで満たされていく。
それは鬼殺の日々では感じ得なかった、あたたかな時間だった。
だからこれは我儘なのだろうか。
(取って喰おうという訳ではないんだがな…)
性行為を求める為ではなく、ただ肌と肌で触れ合いたいが為に入浴を誘うことは多々あった。
その行為だけ、何故か避けられているような気がして。
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