第7章 笑顔と桜の花
――― 沖田総司side ―
数日前、初めて出会ったあの日から、
無邪気な表情しか見せないキミ…。
僕は、すぐに
そんなキミに"溺れた"。
自分でも、信じられなかった…。
まさか、この僕が?って…常に思ってる状態で。
そんなことを思いながらも、
キミをいじって、笑って……。
キミの反応を楽しんでいた。
キミの…神様の…
誰の許可も得ずに、キミで遊んでいた。
頬の傷口を舐めれば、顔を真っ赤にして…。
また、桜の花を耳元に飾れば、
すごく照れて俯いて…。
そんなキミが…千鶴ちゃんが、
愛しくてたまらない…。
――― 沖田総司side, end ―