第7章 笑顔と桜の花
平助「あっ!!おい総司〜、なに勝手に千鶴のこと口説いてんだよぉ〜」
『え、く、口説っ…!?』
沖田「やだなぁ平助。口説いてなんかないよ。ときめかせてるだけだよ?」
平助「いや、それほぼ同じ意味だろっ!!」
な、何なんですかこの会話はっ…
私…口説かれてたんですかっ!?
そう考えると、
より一層、顔を赤くした。
沖田「あ。ほらー、平助がそんなこと言うから、千鶴ちゃんまた顔赤くなっちゃったじゃーん。」
平助「っなんで俺のせいなんだよっ!?」
沖田「他に誰が悪いっていうのさー」
平助「総司しかいねぇだろっ!!!」
沖田「僕はただ、千鶴ちゃんの反応が見たかっただけだもーん♪」
耳元から香る甘い花の匂いに
酔わされながら、
私は黙って俯いていた。