第7章 笑顔と桜の花
沖田「あ、そうだ。」
いきなり何を思ったのか、
沖田さんが立ち上がった。
すると―――
沖田「はい、これ。」
『…え、あの…?』
いきなり、桜の花を差し出された。
…これを、どうしろと…??
沖田「え?やだなぁ、察してよこのくらい。」
『あ、すみません…』
沖田「まいいや。…そんなに僕に甘えたいなら、しょうがないね。」
『えっ?』
そう言うと、沖田さんは―――
『っ!??』
いきなり、私の顔の横に
その桜の花を持ってきた。
ふと、耳元に違和感を感じ、
何事かと、耳元に触れる。
『…あ…』
沖田「あんまり触ったら、落ちちゃうよ?」
そこには、さっき沖田さんが私に差し出した、
桜の花があるようだった。
沖田「すっごい似合ってる…」
『っ…////』
甘く…優しく見つめられ、
思わず顔を赤くする。
沖田「あ、また照れちゃった。カワイイな〜千鶴ちゃんてばっ」
『/////あ、ありがとう、ございます…っ』
何だか、とても恥ずかしかった。