第6章 キミとの生活
沖田「…て、あれ?」
『…っ?』
口をおさえられたまま、
私は首を少しだけ傾げる。
沖田「なんで顔赤いの?千鶴ちゃん。」
『んっ!?』
わ、分かりきったことをっ…
聞くんですか!!
ニコニコと可愛らしい笑顔を私に向け、
今にも鼻歌を歌いそうな沖田さん…。
ひ、ひどいっ…
沖田「…もしかして……僕に惚れちゃった?」
『んんん~っ』
そんなっ、勝手に決めないでください!!/////
沖田「やだなぁ、そんなことあるわけないよね?だって僕、新選組の一番組組長だよ?怖くて恋愛なんてできないよねーぇ?」
『っ』
口を塞がれているせいで、返事ができない。
違いますー好きとかそんなんじゃありませんー恥ずかしかっただけですぅー(泣)
沖田「え、なに…もしかして、本当に──」
なっ…
違います!!!
そう思いながら、首を左右にふろうとした。
その時。