第5章 春に出会った
近藤「んん?」
原田「あー…」
斎藤「……」
沖田「まあ、それは千鶴ちゃん次第だけど。…どうする?」
『…私、は…っ』
どこからそんな案が…?
確かに、新選組の人たちが良いなら
怪我が治るまでここに居ても構わない。
…でもそれじゃあ、
母上と父上が心配してしまう。
…まだ、連絡もしていないし…
今頃、探し回っていないだろうか…?
近藤「…もし、ご両親のことが心配なら、…俺が後で、このことを伝えに行ってもよいぞ?」
『ぇ、えっ?いえ、そんなの悪いですっ…!!』
斎藤「それについては、遠慮をすることはない。怪我を負わせてしまったのは、こちらの責任だからな。」
『っ…で、ですが…』
原田「まあ、怪我が治るまでって言ったって…ヒマだろうけどなぁ。」
沖田「その代わりに、僕たちが構ってあげればいいんじゃない?彼女も飽きないし、僕たちだって楽しいと思うよ。」
『……』
どう、しよう…