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【薄桜鬼】おかえり、僕のお姫様…。

第4章 最後の準備を


 
 



沖田「僕、泣いちゃうかもね。」

土方「泣かない奴がいたら…それこそスゴいことだ。」

沖田「あれ、でも土方さん、泣きませんよね?」

土方「…泣かないんじゃない、"泣けない"んだ。」



だろうな。
心の中で、密かに納得した。



沖田「…っ、ゴホッゴホッ…」

土方「…大丈夫か。」

沖田「っ、ええ。…大丈夫、ですよ。」



肺の底から湧き上がってくるような、
変な咳をした。

悲しさが混ざった…何とも言えない
苦しい咳だった。

 
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