第13章 それを返せ!
── 雪村千鶴side ──
次の日。
『…まさか、あの句集が、土方さんの物だったなんて…』
沖田「千鶴ちゃん、ほんとに分からなかったんだ?」
『っ分かりませんよ、見たことなかったんですから…。』
お庭の掃除が終わり、縁側で沖田さんと一緒にお茶を飲む。
予想もつかなかったなぁ、あの句集が土方さんのものだったなんて…。
…それから、沖田さんがあの句集を盗んでいたなんて…なんか信じられない…。
沖田「笑い堪えるの必死だったんだからねー?千鶴ちゃんが、不思議そうな反応するからさぁ」
『っ、酷いです沖田さんっ//』
沖田「まあでも、いい顔してたよ?」
『や、やめてくださいっ////』