第13章 それを返せ!
沖田「まあでも、もしそうなった時は…千鶴ちゃんが助けてね?」
『?ええ、良いですよ。』
微笑んで言う沖田さんに、
私も微笑み返した。
沖田「お団子、食べてく?」
『いいんですかっ?』
沖田「ははっ、うんっ。」
お団子が大好きな私は、沖田さんの言葉を聞いて
目を輝かせた。
すると沖田さんは、私の反応を見て笑う。
沖田「どう、美味しい?」
『~っ、はいっ!!』
隣の椅子に腰掛けながら、"なにか"を読む沖田さんは聞いてきた。
沖田「良かった良かった」
『…あの、沖田さん』
沖田「ん?」
『それって…何ですか?』
沖田「ああ、これ?」
私と沖田さんは同時に、その"なにか"を指差す。