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甘い罠にかけられて

第4章 揺れる



「祐里斗?ちょっと来てくれないかー。」

「はーい。どうしましたか?先輩。」

浴室のドアを開けると先輩が上半身裸で立っていた。

(先輩の体は思ってたよりも胸板が厚くほどよく筋肉が付いていた。さらには腹筋も割れていて見惚れるような体格をしていた。)

「祐里斗?どうした?顔赤いぞ?熱でもあるのかー?」

不意に先輩との距離が近くなっていった。

僕と先輩のおでこが密着している・・・!!!

「あ、あの・・・、先輩?」

「うん?どうした?祐里斗。」

「顔・・・、近いですね・・・。」

「うわあああああっ!!悪い!!!」

「ちょっと恥ずかしいです・・・。」

「そうだな。弟できたらしてみたかったんだよなー。」

「先輩って、彼女いたことあるんですか・・・?かなり慣れてるように見えたので。」

「えー・・・。まだ童貞・・・。」

「先輩って無自覚すぎて怖いです・・・。狙われても知りませんからねー?」

「ハハッ。何言ってんだよ。俺、風呂入るわ。」

「そうですね。僕も作っちゃいますね。」
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