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甘い罠にかけられて

第2章 想い



こ、こんにちは・・・。吾妻祐里斗です。
こうみても男の子です・・・。いつも女の子に間違えられます・・・。それが辛くて一層の事女の子の格好をしました。

案の定、男にナンパされました・・・(;_;)


それで、助けに来たのが本郷真緒先輩。

あのプリン頭に誘拐されると思ったけど以外と優しい人だった。

なんてことしてしまったのだろうか・・・。


「土岐田先生に近づかないで下さい・・・!!」


そんなことを言った自分を殴りたい。


でも・・・、つい最近まで土岐田先生が物凄く好きだったのに・・・、本郷先輩が気になって仕方ないんです。

どうしてなんでしょう?恋煩いですか・・・。

「おーい!祐里斗!!」

そう呼んだのは親友の朝陽だった。

「何ぼーっとしてんだよ!らしくねーな。熱でもあんのか?」

「ううん・・・。なんでもないよ?ゴメンね。心配させちゃって〜♪でも、朝陽と話しかけたら元気が出てきちゃった♡ありがとう♡朝陽♡」

今度、本郷先輩に話しかけてみようかな♡

あと、初対面の時は本当に申し訳なかったと思ってる・・・。

そんなことを考えてみたら、偶然本郷先輩が通った。

「本郷先輩・・・!本郷先輩・・・!」

「ば、バカッ!何、本郷先輩に話しかけてるんだよ!!目つけられても知らねーぞ!!」

「本郷先輩優しいもん!男気あってかっこいいもん♡」

「あれ?お前、誰だっけ?そういや、名前聞いてなかったな・・・。」

「僕、吾妻祐里斗です。こないだはありがとうございました!それと色々とすいませんでした!」

「ああ、気にすんなよ?じゃあな。」
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