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甘い罠にかけられて

第2章 想い



ついに・・・決戦の日が訪れた・・・!

一人遊園地に挑戦することとなった俺は人生初の試みをすることを考えついたのだった。

自分好みの女の子を口説きお持ち帰りして、徹也の目の前でキスをするといった内容だ。

な?ナイスアイデアだろ?俺天才じゃね?
俺、顔はまあまあいいと思ってるんだよね〜♪
自分で言うのは少し恥ずかしいけど。

俺はジェットコースターというものに乗ることとなった。
俺が一人で並んでいると後ろから女の声が聞こえてきた。

「ねえねえ、お兄さーん?今から一緒に二人で行きません?私、一人じゃ寂しいんですよね〜?」

まあ、俺はたまに女に話しかけられることが多い。

化粧はそんな濃くないな・・・。香水付けすぎだし。
清楚系ビッチって言ったところかな。

ぶっちゃけ俺、こういうのすごい嫌い。

「ゴメンな。俺、一人が好きな人間なんだよね〜。」

「あ、ゴメンなさい・・・。ウザかったですよね・・・。」

そう言って女は去っていった。

また知らない女が話しかけてきた。

「ねえ?そこのお兄さーん♪今からウチらと一緒に遊ぼーよー?」

「ゴメンね〜、俺、彼女持ちなんだよね〜♪」

「えー、でも良いじゃないですか〜♪今から1時間でも良いんで、ウチらと遊ぼーよー♪」

(出たよ・・・、しつこい奴。こういうのたまに居るから行きたくないんだよね。しかも女全然好みじゃねーし。)

「俺は、君たちと一緒に居るより絵里といた方がすっごい楽しいから。ゴメンね?」

俺は女の名前が浮かばなかったので適当に母親の日本名を使った。まあ、本名エリなんだけどさ。

「あー、しょうがないから別の男探そっか。」

そう言って、女たちは去っていった。
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