第2章 想い
「なー、徹也〜♪今度の週末、二人で遊園地行かね〜?」
「あ、悪いw真緒、今週予定あるんだよね?悪いけど他の奴らと行けよ。僕はこう見えても忙しいのー。」
「あ、そうなのか。まあ、お前でも忙しい時だってあるもんな。いつまでも俺と一緒って訳にも行かねーしな。」
「ゴメンな、真緒。」
「いいや、週末の予定楽しんで来いよ?じゃねーと俺、マジでお前をボコるからなw」
そう言って、徹也と俺は別れた。
しかし、俺はおかしいと確信した。
普段、俺が誘った時はどんな理由があろうとも必ず予定を空けていた徹也が初めて予定を断ったことだ。
絶対、これはおかしい。女が出来たに決まってる。
俺も女出来たらあいつのこと見返せる・・・!!
俺は人生初の一人遊園地にトライすることになった。
誰か誘うとか、考えられなかった。
だって、俺と話してる時、徹也以外の奴みんなビクビクしたり、オドオドしてたりしてるからめっちゃイライラするんだよね。
女子は気持ち悪いくらいケバい女ばっかりだし、香水付けすぎだし俺は個人的にはナチュラルメイクでシャンプーの匂いのする子が好きなんだけどな〜♪
てか、せっかく一番かわいい時期なのになんであんなに濃いメイクするんだよ・・・・・。
まだ純情は俺には理解不能だっつーの・・・。