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甘い罠にかけられて

第2章 想い


「あとでいっぱい俺が可愛がってやるよ」

僕はその言葉の真意がわからなかった。

「もし、良かったら今度の休み俺の家来いよ?もちろん、泊まりだかんな。」

「は・・・はい・・・(涙)」

「そこは嘘でも良いから喜べよ。」

「あとで、美味い料理の作り方教えてくれよ?な?」

「わかったよ・・・。オミちゃん。そこまで言うなら仕方ないなー。じゃあ、なに作りたい?」

「じゃあ、卵焼きかな。それと、肉じゃがと、サンマの塩焼き。」

「あ、そう。具材は僕が買っておきますよ。変なものとか買われたら嫌ですし」

「わかったよ、塚本。じゃあ、いつ来る?」

「うーん。翔子は基本彼氏の家だから・・・、葵は料理出来るっちゃできるけど・・・、千秋と翠はまだ小さいし・・・。ねえ?オミちゃん、父さんと母さん休みの日でもいい?」

「良いよ。俺はいつでも。」

「あ、今週の週末で良い?どっちも開いてるし。 」

「ああ。わかったよ。楽しみにしてるよ。じゃあ、金曜の夜こいよ。あ、これ俺の家の住所。」

「うん・・・。わかった。楽しみに待ってますね。」

こんな訳でたっぷりオミちゃんに週末可愛がられることになった・・・。

まあ、料理の面では僕がオミちゃんのことをたっぷりと可愛がるんだけどね♡



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