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甘い罠にかけられて

第2章 想い


徹也の家には徹也を含めた状態で5人の兄弟がいる。

一番上が徹也。高校二年生。俺の親友でもあり、幼馴染。

二番目が翔子。(しょうこ)中学2年生。しっかり者で徹也より勉強が良くできる。中学では2年生にして生徒会長をしており大学一年の彼と結婚を前提に現在交際中で彼の実家が大変なお金持ちということがあり、逆玉を目指して花嫁修行中。

三番目が葵。(あおい)小学3年生。多少おっちょこちょいなところがあるが徹也の家事のお手伝いをしたり御使いに行ったりするなど意外と良くしっかりした女の子。しかし本気で怒らせるとかなり怖いためかなり歳が離れているのにも関わらず徹也はいつも頭が上がらない。

四番目が千秋。(ちあき)6歳。保育園児。やんちゃでヒーローごっこが大好きで、正義感が強い男の子。常に男の汗の匂いを漂わせる。

五番目が翠。(みどり)6歳。保育園児。常に脱力しており、ゆるキャラのマスコットを常に常備してないと暴れ出すような甘えん坊な男の子。暴れ出すと手がつけられないためマスコットを数10体常備させている。


このような家族が居るのが、俺にとってはとても羨ましい。

俺には兄弟がいない。母親は小さい頃に亡くしているためあまり記憶にない。

現在は父親と二人暮らしだけど、男二人じゃあまり話すようなことがないから少し退屈。

たまに二人で柿ピーを食べながら映画鑑賞したりしている程度だ。


だから、徹也の家に行くととてもほっこりする。
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