第2章 想い
僕は、また職員室に呼び出された。
「よお。塚本。弁当ありがとうな。とても美味かったぞ。」
「だから言ったっしょ?僕、女子には負けないと思ってますから。」
「もうすぐ授業始まるから教室戻れよ?授業サボんなよ。課題 増やすぞ?」
「い、いや。それは勘弁っすよ。じゃあ、僕もう教室戻りますね?じゃあねー、オミちゃん。」
「ってか、徹也ってオミちゃんと付き合ってんの?」
「はあっ?!んなわけねーだろ。デリバリーランチボックスかな。」
「デリヘル?」
「ばーか。ちげーよ。真緒。俺は弁当屋さん。お前、童貞。意味、わかる?」